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今年の夏は水出しコーヒーで乗り切ります

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水出しコーヒー始めました

 私はコーヒーが好きです。基本的にホットコーヒーなのですが、暑くなってくると冷たいコーヒーも飲みたくなります。去年までは、割とアイスコーヒーを冷蔵庫に常備していました。

 今年もそうしようかなと思っていたのですが、水出しコーヒーなるものが流行っているという噂さを聞いたので試してみることにしました。

水出しコーヒーの作り方

 必要なのは、ポットとカルディーで買った水出しアイスコーヒーの素(パック)です。 f:id:karaage:20190623194740j:plain:w640

 水出しコーヒーのパックの裏につくり方が書いてあります。

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つくりかたといっても超簡単です。

  1. 水出しコーヒーパックをポットに入れる
  2. 水を入れる
  3. 一晩待ったら出来上がり

 めちゃくちゃ簡単ですね。

 1パックで400ml作れると書いてあるので、2パック800mlで作ってみました。

 とりあえず容器にパックと水をぶちこみましょう

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 ぶち込まれた図

 後は、1日待ったら完成です。

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 完成した図

水出しコース試飲

 早速できたコーヒーを飲んでみます。

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 ゴクリ…

 お、美味しいけど濃い!めっちゃ濃い!

 というわけで、お子様な私は急遽牛乳をドバドバ足しました。

f:id:karaage:20190624213750j:plain:w640 マイルドになって美味しい!

まとめ

 今年の夏は、水出しコーヒーで決まり!という記事でした。ちょっと1パックで400mlは自分には濃かったので、今は1パック800mlにしています。このくらいが自分にとってはちょうどの濃さかもしれません(妻もこのくらいが良いと言っていました)。

 今回は、お手軽にパックを使いましたが、豆から挽いて楽しむのも良さそうですね。大きめの容器さえあれば、手軽に始めるられる水出しコーヒー。これから暑くなる今年の夏、初めてみてはいかがでしょうか!オススメです。

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2019年の上半期をリバーサルフィルムの現像データで振り返る

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リバーサルフィルムを現像出しました

 最近は、めっきり半年に1度の現像ペースとなってしまったフィルムカメラ。今回は久しぶりにリバーサルフィルムを現像してみました。カメラは、NATURA CLASSICAでフィルムはVelviaだったと思います(Proviaかも…う、記憶が…)。

 ちょうど上半期を振り返るようなタイミングだったので、何枚か紹介したいと思います。

リバーサルフィルム現像データ

「梅林公園」と「なばなの里」

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 1日で三重の「梅林公園」と「なばなの里」にいってきたときの写真です。リバーサルフィルムはやっぱり良いですね。

鯉のぼり

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 鯉のぼり見に行ったときの写真です。

愛知県 岡崎公園の花見

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 岡崎公園の花見の写真です。二枚目の桜の写真の色味が好きです。

沖縄旅行

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 沖縄の写真。水族館は無理がありました。もうちょっと色々撮れば良かったです。

大須観音

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 友人と脱出ゲームを遊んだ日、大須観音に寄った時の写真です。

まとめ

 久しぶりのフィルムカメラの現像でした。リバーサルフィルムは、フィルム代も現像代も高いので、なかなか気軽には使えませんが、やっぱりたまに使うと良いですね。

 そして、上半期振り返ると結構色々お出かけしてましたね。下半期は、今の所旅行の予定は何もないのですが、1回くらいはどこか遠出して写真を撮りに行きたいなーとか思ったりしました。そのときは、フィルムも持って行きたいですね。

今週のお題「2019年上半期」

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梅雨なのでベランダのアジサイを黒バックでドラマチックに撮影してみたかった

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アジサイを黒バック撮影してドラマチックに撮影したかった

 梅雨は、雨が多くなかなかお出かけできなくて嫌ですね。そんなわけで、ベランダの家庭菜園のアジサイをいかにドラマチックに撮るかという遊びをしてみました。

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 家庭菜園

 機材は以下です。

  • PANASONIC LUMIX G9 Pro
  • OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
  • GODOX Thinklite TT600

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パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G9 ボディ ブラック DC-G9-K

パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G9 ボディ ブラック DC-G9-K

 機材の詳細は、本記事末尾の関連記事を参照下さい。

アジサイを色々条件を変えて撮る

 黒バックでアップでデデーンと撮るとカッコ良いのじゃないかと思い、色々条件を変えて試して見ました。

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 直接ストロボで撮影

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 バウンスさせたストロボで撮影

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 ストロボ使わず撮影

 予想としては、バウンスさせたストロボで撮影したときが一番良く撮れると思っていたのですが、結局ストロボ使わないで撮った写真が一番自分のイメージに近かったです。

 意外に、光の状態が良かったのかもしれません。

まとめ

 庭でアジサイを撮影したというだけの記事でした(笑)日中のストロボは難しいですね。全然自分のイメージ通りに撮影できません。撮影した後で「オフストロボで撮影してみれば良かったかな」とか「もっとあの設定を変えてみれば」とか、色々思いついたりします。ただ、こうやってあれこれ考えるイメージ通りに撮影できないときが一番楽しいかもしれませんね。一発でイメージ通り撮影できたら、それでおしまいですし。

 梅雨は、ろんすた (id:lonestartx)さんがグループ運営している、雨の日の写真の写真ブログrainydaysに投稿しています。こういう梅雨の写真の楽しみ方もなかなか良いですね。

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7月〜9月のイベント予定・告知

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イベントの予定・告知です

 しばらく色々イベントがあるので、予定と告知です。というか、自分が忘れそうなので自分のためのメモです。

ラズパイマガジン発売 7/11(木)

ラズパイマガジン 2019年8月号 (日経BPパソコンベストムック)

ラズパイマガジン 2019年8月号 (日経BPパソコンベストムック)

 特集「工作ワザ完全マニュアル70テク」にハードウェアから3Dプリンタ、AI関係と幅広く記事を書かさせていただいております。今回はブログに雑誌と連動した特別記事を7/12(金)に公開予定です。ラズパイマガジン読者も、そうでない人も楽しめる内容だと思いますので、お楽しみに!

ディープラーニングガジェット品評会 7/13(土)

 「ディープラーニングで作るAIガジェット」というタイトルで発表予定です。ラズパイやJetson Nanoで今まで作ったAIガジェットを発表する予定です。デモについてはまだ内緒(まだ出来てないという噂も)です。イベントの方は、既に参加人数は定員を超えており、参加希望者はキャンセル待ちの申し込みとなります。

 資料は後日公開予定ですので、もし興味あるけど参加できない方は、そちらをお待ちください。

 このイベント、面白そうだなと思って気軽に申し込んだのですが他の発表者が異次元の変態的技術力を持っていることに気づいてしまいブルブル震えています。

趣味TECH祭2019 8/3(土), 8/4(日)

 趣味TECH祭という最高にロックなイベントに「変デジ開発室」として出展します。あの、Maker Faire Tokyoと偶然にも同日・同会場(ビッグサイト)で開催されます。詳細は、告知含めた記事を後日公開予定です。

 ちなみに私、8/3(土)だけ参加のつもりだったのですが、何故か8/3(土)と8/4(日)の両日申し込んでおりました。Maker Faire Tokyoもちょっとだけ見学に行きたいな…とか思ってますので、お手伝いしてくださる方を募集中です。時給は最低賃金の1000円をニコニコ現金払いです。7Payには対応していません、ごめんなさい!

 今年、Maker Faire Kyotoと同日に行われた、前回の趣味TECH祭に関しては以下記事参照下さい。

Fab-coreさん勉強会 8/9 (金)

 岐阜県大垣市のFab-coreさんのイベントでゲストとして登壇させていただきます。ラズパイ、Jetson等でのAIエッジコンピューティングに関してお話させていただく予定です。Fab-coreさんは、Ogaki Maker Faireなどの各種イベントで大変お世話になっているIAMASにルーツがあるとのことなので、喜んで引き受けさせていただきました。

 詳細は別途Fab-coreさんの方から案内がある予定です。

AIchi勉強会 #StudyAIchi 9/7(土)

 私自身が運営に参加している今回が初開催となる愛知でのAI勉強会です。元々定員40人の募集だったのですが、参加者がどんどん膨れ上がり既に定員100人、参加希望者130人という状況になっています。ゲストもLT枠もどんどん豪華になるし、一体私たちどうなっちゃうの!?

 発表もさせていただく予定です。内容はAIに関する何かです(つまりあんまり決まってないです)。イベントの詳細は以下参照下さい。

その他告知

 その他、まだ公開できない企画などが進行中です。来月くらいには(ポシャらなければ)オープンにできると思います。極一部の方にとっては興味持っていただける内容になっていると思いますのでお楽しみに!

まとめ

 イベントの予定と告知でした。最近、去年までは準備含めて半年に1回くらいしかできなかったような規模のイベントが、毎月のようにあるので爆発しそうですが、こんなに人から求められるのは今だけだと思いますし、貴重な機会ですのでできる限り参加者に喜んでもらえるように頑張りたいと思います。あとは、自分自身も楽しみたいなと思っていますし、実際楽しみです。

 イベントといっても、金額は全部無料か運営に必要な最低限の金額(1000円以下)だけを徴収しているものですので、興味ある方は是非気軽に参加下さい。

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ラズパイと格安測定器でハードウェア入門(ラズパイマガジン2019年8月号一部無料掲載)

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ラズパイマガジン2019年8月号に寄稿しています

 7/11発売のラズパイマガジン2019年8月号の特集「工作ワザ完全マニュアル70テク」にいくつか記事を寄稿させていただきました。

ラズパイマガジン 2019年8月号 (日経BPパソコンベストムック)

ラズパイマガジン 2019年8月号 (日経BPパソコンベストムック)

 今回は、私が書いた記事のうち、ラズパイと格安測定器を使ってハードウェアを理解する部分の記事に関して特別にブログで無料公開をいたします。なお、実際の雑誌では紙面スペースに限りがあるため、紙面の方は重要な部分のみ編集した形になっております。もちろんラズパイマガジン編集部様には許可をいただいております。ブログ公開の英断に多謝です!

 私自身が、以前にハードウェアエンジニアとして働いたときの経験を詰め込んだ記事となっていますので、是非参考にしていただけましたら幸いです。

ラズパイと格安測定器でハードウェア入門

配線の接続確認に欠かせない「テスター」

 電子工作をするのであれば、一番最初にそろえるべき測定器がテスターです。エンジニアにとってテスターは、お医者さんにとっての聴診器といっても過言ではないくらい重要かつスタンダードな測定器です。

 テスターと一口にいっても、安いものから高いもの、サイズも大小様々ですが、最初はAmazonなどで買える手頃なものがよいでしょう。私は三和電気計器(SANWA)の「PM3」というテスターを 愛用しています

Sanwa(三和電気計器) デジタルマルチメーター PM-3

Sanwa(三和電気計器) デジタルマルチメーター PM-3

 テスターの機能は機種によって様々ですが、最も代表的なものが「電圧」「電流」「抵抗」を測る機能です。その中でもよく使うのが「電圧」と「抵抗」の測定です。

 電圧の測定では、テスターの黒い 端子と赤い端子の電圧差を見ることができます。例えば、ラズパイが 起動しないとき、GPIO ピンの 2 番を赤、39 番を黒につなぐことで、5V が正しく入力されているかを確認できます。

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 テスターを使用する図

 また電子工作で問題が発生した ときに、最初に確認するのは配線がつながっているかどうかです。電子回路上の 2 カ所の地点が電気的につながっていることを導通といいますが、これを確認するのがテスターの重要な役割です。

 導通を確認するには、テスターで抵抗を測定し0Ωに近い値が出ているかで確認します。通常、テスターには0Ω近い抵抗値を測定するとブザー音を鳴らすモードが搭載されています。そういったモードを活用すると、素早く導通を確認できます。

 ピッピッと音を出しながら導通を素早く次々に確認できるようになれば、立派な電子工作愛好者ですね。

PWMの波形までわかるオシロスコープ

 通常のテスターは、電圧の値を確認することができますが、その細かい動きまでを確認することはできません。そこでオシロスコープの出番となります。テスターが、静的な解析をする測定器とするなら、オシロスコープは動的な解析をする測定器と言えます。

 多くの電子機器は、機器内外で数多くの通信をしています。ラズパイでもHDMI、USB、NTSC、I2S、I2C、SPI、GPIO、などの規格に従った数多くの信号が基板内を駆け巡っています。これらの信号は、数kHzから数GHzという幅広いスピードで変動するため、テスターではその動きを確認することが困難です。

 そんなときに役に立つのが、動的な信号の電圧の動き(波形と言います)を確認することができるオシロスコープです。オシロスコープは、自分で作ったハードウェアの測定や、動かないときの不具合解析に必須の測定器です。

 オシロスコープは、測定できるスピードの範囲によって大きく値段が変わり、中には数百万円するようなものもあります。みなさんが普通に使っているUSB、HDMIといった信号も、実は数百MHzや数GHzといった非常に高速な信号なので、高価なオシロスコープを使わないと確認することができません。

 一方、低い周波数であれば、昔は数十万円したようなオシロスコープが、数千〜数万円程度という信じられないくらい安い価格で購入できます。これらのオシロスコープでも、SPI、I2C、GPIOをはじめとした多くの信号を確認することができます。私は、個人でQuimat 2.4"TFT デジタル オシロスコープという3500円程度のオシロスコープを購入しました。

 これは、200KHzという低速の周波数までしか対応していませんが、オシロスコープの基本的な使い方を理解できる、初心者用にはうってつけの機器だと思います。

 また、付属のワニ口クリップは使いづらいので、合わせてプローブと呼ばれる、高級オシロスコープで使われるアタッチメントも購入しました。少し高いですが、初心者ほどこういったところにはケチらずお金を出して、問題の本質でない失敗をするリスクを減らした方がよいと思います。

 今回は、具体例としてGPIOでPWM信号を生成しサーボモーターの制御を行います。サーボモーターは、よく電子工作に使われる安価な「SG-90」を使用します。このモータは、PWM(Pulse Width Modulation)と呼ばれる波形のデューティー比(オンと、オフの割合)により角度を制御することができます。

デジタル・マイクロサーボ SG90 (5個)

デジタル・マイクロサーボ SG90 (5個)

 と一言でいっても、なかなかピンと来ないと思いますが、オシロスコープで波形を見ながら動きを見ると、この動作が非常によく理解できます。

 GPIO制御には、ここではPWMを非常に手軽に扱えるpigpioというライブラリを使用します。最新のRaspbianであれば既にインストールされていると思いますが、念のため、以下コマンド実行してインストール作業をしておいて下さい。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install pigpio

 PWM信号を生成するスクリプトは以下となります。内容としては、18番のGPIOピンに出力設定をして、set_servo_pulsewidth関数でパルスのデューティー比を変更しているだけです。

#!/usr/bin/python# -*- coding: utf-8 -*-import pigpio
import time

pin_numb = 18

pi = pigpio.pi()
pi.set_mode(pin_numb, pigpio.OUTPUT)

pi.set_servo_pulsewidth(pin_numb, 1000)

 上記のスクリプトをservo_test.pyというファイル名で保存しましょう。ソフトはGitHubにもアップロードしてあるので、以下コマンドでダウンロードしてもOKです。

$ wget https://raw.githubusercontent.com/karaage0703/raspberry-pi-example/master/servo_test.py

 次に、一旦ラズパイの電源を切って、ラズパイとサーボモータを接続します。赤の信号をラズパイの5V、黄色の配線を、ラズパイの18番のGPIOピン、茶色の配線をジャンパワイヤでGND(電圧の基準となる部分)に接続して下さい。オシロスコープは、プローブの先端を黄色の配線とジャンパワイヤの接続部分に接続します。また、プローブの横から出ている黒いワニ口クリップは、GNDに接続します。GPIOピンには接続しにくいと思うのでUSBコネクタのケースを挟んでしまうと良いです。

 電子機器のコネクタのケースは、シールドグランドと呼ばれてGNDと接続されています。オシロスコープで測定するとき、基板のこういったGNDを使うのはよく使うテクニックなので覚えておくと便利です。もし、本当にGNDなのか心配な場合は、テスターでラズパイのGPIOのGNDピンとコネクタのケースで導通をチェックしてみて下さい。ブザー音がなるのが確認できると思います。

 準備が完了したら、ラズパイとオシロスコープの電源を入れ、以下のコマンドを実行してGPIOピンからPWM信号を出力しましょう。

$ sudo pigpiod
$ python servo_test.py

 正しくできていれば、オシロスコープにPWM信号が表示され、サーボモータがギュンっと音を立てて回転するはずです。

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 モータを動かしながら、実際にオシロスコープで波形をみていきましょう。set_servo_pulsewidthの値を変えると、波形のデューティー比が変わり、それに伴いモーターの角度が変わるのが体感できると思います。このようにオシロスコープは、波形を確認するだけでなく、電子機器の動作の理解を深めるためにも重要な役割を果たす測定器です。

 オシロスコープは、大変奥の深い測定器です。詳しい使い方に関してまでは、ここでは解説しませんが、ぜひ使いこなして電子工作スキルをアップさせてください。

UARTやI2Cの中身まで見られる「ロジックアナライザー(ロジアナ)」

 ロジックアナライザー(通称ロジアナ)は、先ほど紹介したオシロスコープと非常によく似た機能を持つ測定器です。オシロスコープとの違いは、波形の細かい変動まではみれない代わりに、数多くのチャンネルを持っており多くの信号を同時に測定することができます。また、通信のデコード機能もついており、通信波形の中身を波形から、人間の分かりやすい形式に変換して表示することができます。

 オシロスコープが、波形を測定するハードウェア開発者用の測定器とするなら、ロジアナは通信のタイミングや通信の中身を測定するためのソフトウェア開発者用の測定器ということができそうですね。もちろん、ハードウェアとソフトウェアは綺麗に分離できるものではないので、ハードウェア開発者がロジアナを使ったり、ソフトウェア開発者がオシロを使うこともあります。

 ロジアナも、性能に応じて安価なものから、高価なものまで幅広いですが、オシロ同様最近は安価なものが数多く出てきています。私が購入したのはHiLetgo 24MHz 8チャンネル USBロジックアナライザという1000円程度のロジアナです。このロジアナ1000円とあなどることなかれ、8チャンネルもあり、通信波形をデコードできる優れものです。

 それでは、ロジアナでの測定を体感するため、今回はラズパイとパソコンのシリアル通信の中身を確認してみましょう。

 必要なのは、ロジアナとラズパイ、シリアル通信するためのケーブルです。シリアルケーブルは秋月電子で購入できるTTL-232R-3V3がオススメです。

 PCとラズパイのシリアル通信の方法の詳細に関しては、本記事では割愛いたします。ネットの情報や、私が以前ブログで書いた記事を参照下さい。

 ロジアナとシリアル通信ラインの接続は、少しテクニックが必要です。私は下図のようにICクリップとジャンパワイヤを組み合わせて接続しています。測定する箇所は、電源、GND、TX、RXです。TXは送信信号、RXは受信信号を表します。今回はラズパイを基準として、RXがラズパイが受ける信号、TXがラズパイが送る信号としています。

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 ロジアナでの測定には「PulseView」というフリーのソフトを使いました。注意する点として、サンプリングの設定値を1MHz程度に変更して下さい。サンプリングの設定値は測定する対象の通信速度によって決める必要があります。ラズパイとのシリアル通信の速度は、115.2kHzで行われます。理論上は、サンプリング定理から、最低でも測定する周波数の2倍以上のサンプリング速度が必要です。今回は、余裕をもって10倍程度の値を設定します。

 以下は、実際に通信中にロジアナで確認した波形です。冒頭に説明したとおり、PulseViewの設定で通信のデコード値を表示することが可能です(通信の種類はシリアル通信のフォーマットであるUARTに設定して下さい)。

 例えばPCのコンソール画面から「a」という文字を入力してロジアナでキャプチャすると、対応する文字コードの「61」が表示されています。

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 RXで受けた後、TXにも同じ内容が表示されていますが、これは、ラズパイが「a」という入力を受けた後、「a」という情報を送信していることを意味しています。実際、シリアル通信をしているPCのコンソール画面で「a」を入力すると「a」という文字が画面に表示されますが、それはラズパイが送信した情報が表示されているものです。その他「ls」など、コマンドを入力して結果をロジアナでキャプチャしてみると、より通信の中身への理解が深まると思います。

 ロジアナは、例えばシリアル通信で機器が正しく制御できないというときに、問題がハードウェアなのかソフトウェアなのかを切り分けるために重要なツールとなります。テスター、オシロスコープと合わせて、測定器の3種の神器として持っておくことをお勧めします。

まとめ

 ラズパイマガジン2019年8月号の一部記事を「ラズパイと格安測定器でハードウェア入門」として無料公開させていただきました。ソフトウェアと違い、なかなか電子工作のこういったハードウェアの入門的な記事はネットには少ないと思うので、公開して参考になったという方が多くいらっしゃったら嬉しく思います。

 また、今回のラズパイマガジンの特集ですが、私自身この記事以外にも3Dプリンタの活用方法から、ラズパイでAI(機械学習)を使う方法に関してまで幅広く寄稿させていただいております。また、他の方の書いた記事に関しても、これから電子工作を始めるという方にも、ある程度知識のある中級者の方にも役に立つとても良い特集になっていると思います。

 今回の記事を良いなと思った方は、是非ラズパイマガジン8月号の方もお手にとっていただけましたら幸いです。

ラズパイマガジン 2019年8月号 (日経BPパソコンベストムック)

ラズパイマガジン 2019年8月号 (日経BPパソコンベストムック)

Sanwa(三和電気計器) デジタルマルチメーター PM-3

Sanwa(三和電気計器) デジタルマルチメーター PM-3

参考リンク

Saleae Logic互換 8ch 24MHz ロジックアナライザを使う webzoit.net

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ディープラーニングガジェット品評会で「ディープラーニングで作るAIガジェット」というタイトルで発表しました

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ディープラーニングガジェット品評会で発表しました

 ディープラーニングガジェット品評会というshinmura0さん主催のイベントで発表してきました。イベントの詳細は以下Connpassページ参照下さい。

 発表者はshinmura0さんをはじめとして、Twitterやブログ、Qiita記事などでお世話になっている方ばかりの方だったのですが、会うのは今回が初めてということで非常に楽しみなイベントでした。

「ディープラーニングで作るAIガジェット」

 私が発表したスライド資料です。

 また、当日の自分のプレゼンの録音内容も公開します。より詳しく知りたい方や、会場の臨場感を味わいたい方、酔狂な方はこちらを聴きながらプレゼン資料をみると良い感じにトリップできると思います。音声データのダウンロードも可能にしてあります。時間はほぼ15分です。私の発表のみとなります(QAや他の方の発表は含まれていません)。

プレゼンの関連情報・補足情報

 スライドからリンクした記事や、プレゼンを補足する記事等です。

 デモの「Skeleton Sequencer」の紹介動画です。下手な英語のナレーションは気にしないで下さい…

他の方の発表

 私以外の方のスライド等は以下リンク先参照下さい。

 上記にリンク先ない、ビルドジャンキー @PINTO03091神の資料は以下です。

 他の方のプレゼンも三者三様でとても楽しかったです。それぞれのキャラクターが出ていてとても良いなと思いました。内容的にもプレゼン的にもめっちゃ参考になりました!

 感想を書き出すとキリがないので、今回は自分の心の中に留めておきます!

まとめ

 ディープラーニングガジェット品評会でプレゼンしました。振り返ると、発表、デモ、発表者でのイベント後の懇親会と、どれも非常に楽しいイベントでした!また2回目もあるという噂なので、めっちゃ楽しみにしています。本当に主催・運営のshinmura0さんはじめ、発表者のみなさん、参加者のみなさん、本当にありがとうございました!

 やっぱり勉強会的なイベントは、発表すると他の発表者と繋がれたり、参加者の方と濃い話が出来たりするのが良いですね。発表者冥利に尽きるというものです。一方、デモとか展示系は他の人の展示を見れないのが残念なんですよね。影武者ロボットが作りたいですね。ディープラーニングで作ろうかな(笑)

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Jetson Nanoとディープラーニングを使って身体を楽器にする「Skeleton Sequencer」に関して趣味TECHオンラインに寄稿しました

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Jetson Nanoで作った楽器「Skeleton Sequencer」に関する記事を寄稿しました

 趣味TECHオンラインさんに「Skeleton Sequencer」という身体を楽器にするシステムに関する記事を寄稿しました。

 Jetson Nanoのカメラとディープラーニングを使って体の骨格を検出し、その身体の形に応じたメロディーを奏でる楽器です。どんな楽器かは、以下動画をご覧下さい。

 使用しているものは、以下となります。

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  • Jetson Nano
  • 歌うキーボード「ポケット・ミク」
  • ラズパイカメラV2

歌うキーボード ポケット・ミク (大人の科学マガジンシリーズ)

歌うキーボード ポケット・ミク (大人の科学マガジンシリーズ)

 その他詳細は、寄稿先の記事参照下さい。

まとめ(趣味TECH祭2019出展告知)

 記事を寄稿した、趣味TECHオンラインを運営するTOKYO FLIP-FLOPさん主催の趣味TECH祭2019(夏)に出展予定です。「Skeleton Sequencer」を展示予定ですので、実際に試して見たい方は、是非お越しください。

 イベント概要は以下です。

日時  2019/8/3(土) 13:30~17:00
    2019/8/4(日) 10:00~16:00
会場  東京ビッグサイト609会議室(逆三角形の部分です)
入場料 無料

 出展者情報含む、イベント詳細は以下リンク先参照下さい

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動物と間近で触れ合える体験型水族館「南知多ビーチランド」に子供が夢中

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南知多ビーチランドに行ってきました

 4歳になる娘が、テレビCMを見てずっと行きたいと言っていた「南知多ビーチランド」に言ってきました。4年ぶりですね。前回行った時の記事は以下です。

 その時の違いとしては、子供(生まれた)、カメラ(生えた)、レンズ(生えた)ですね。

パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G9 ボディ ブラック DC-G9-K

パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G9 ボディ ブラック DC-G9-K

 かなり間近で動物に触れ合えて、特に子供が喜んでいました。というわけで、いつものように写真をペタペタ貼って行きます。動物との間近での触れ合いを中心に、RAW現像はプリセットは使わず、若干の露出調整のみのほぼ撮って出しの写真を載せていこうと思います。

アシカ・イルカショー

 アシカとイルカショーです。

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 娘が輪っか投げ代表に選ばれました

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 めっちゃ接近中。結構目がつぶら

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 ボール一直線

 イルカショーは、全員の息がピッタリでした。

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 息ピッタリ

動物触れ合いタイム

 順番に動物に触れ合える、触れ合いタイムです。

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 餌が放り込まれる瞬間

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 結構どう猛に見えるペンギン

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 ペンギンタッチ

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 お願いポーズのゴマアザラシ

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 娘と妻がアザラシタッチ

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 イルカさんにもタッチ

その他

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 お魚への餌やりコーナー

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 餌やりに大興奮の娘

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 唐突にうつぼ

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 大水槽での餌やり(これは職員さんです)

まとめ

 久しぶりに「南知多ビーチランド」に行ってきました。平日にお休みをとっていったのですが、かなり空いていて快適に回れたのと、お昼のしらす丼も美味しく、娘も満足してくれて良かったです。

 併設の「おもちゃ王国」にも行ったのですが、娘がリカちゃんハウスから微動だにしなくなり…本当に恐ろしいところでした。娘がまた行きたいと何度も行っているので、リピート決定になりそうです。愛知県にお住いの、小さいお子さんがいるご家庭にオススメのスポットです。

パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G9 ボディ ブラック DC-G9-K

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フリー素材で遊びながら理解するディープラーニング精度向上のための画像データ水増し(Data Augmentation)手法

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画像データ水増し(Data Augmentation)手法

 Data Augmentation(データの水増し)は、ディープラーニングの画像認識で、学習の際に精度を上げるためのテクニックです。データ水増しは、他にもデータ拡張とか言ったりします。

 具体的には、教師データの画像に対して、明るさ変更・回転等の画像処理をして、教師データを増やして、カメラの変動に対して性能を向上させます(変動に対して強いことをロバスト性が高いと言ったりします)。

 TensorFlow(Keras)で物体判別をする際のData Augmentationに関しては、多くの解説例があります。特に id:aidiaryさんのものが分かりやすいです。

 同じことをしても仕方ないので、今回はあまりネットに情報無かったTensorFlowのObject Detection APIでの物体検出のData Augmentationが何をしているかを、実際に動かしながら確認していきます。

 確認方法に関しては、コマンドの羅列になり知らない人には退屈(宇宙語)なのでQiitaに投稿しました。興味ある方はご覧下さい。Mac/Linuxでの動作を想定しています。WindowsでもPythonのセットアップ部分をWindowsに合わせて修正すれば動くと思います(未確認)。

 ここからは、データ水増しした結果のみを紹介していこうと思います。

 素材としては、おなじみの優良なフリー素材「変デジ研究所」のロンスタさんです。

 ここに書いてあることの意味が良くわからないという人は、とりあえずロンスタさんの12変化をお楽しみ下さい。

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データ水増し結果

 ここからData Augmentationで画像加工した結果を載せていきます。以下の点ご了承下さい。

  • Object Detection APIのData Augmentation機能のうち代表的なものを紹介(全てでは無いです)
  • パラメータは一部、分かりやすくするためデフォルト値から修正

 詳細は、今回の画像加工に用いた以下のJupyter Notebookを見てもらえれば、分かる人には分かると思います。

Normalization(正規化)

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 RGB値をとある範囲内に正規化します。デフォルトだと0〜255を0〜1.0に正規化します。ここでは効果を分かりやすくするため、0〜255を63〜127に正規化しています。

Horizontal Flip(左右反転)

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 左右反転です。代表的なものです。

Vertical Flip(上下反転)

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 上下反転です。

Rotation90(90度回転)

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 90度回転です。

Pixel Value Scale(ピクセルノイズ?)

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 ノイズ的なものが加わっている?

Image Scale(画像サイズ変更)

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 様々なサイズの変換です。

Rgb to Gray(モノクロ変換)

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 モノクロ画像の変換です。

Adjust Brightness(明るさ調整)

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 明るさ調整です。分かりやすくするため、パラメータをデフォルトより強目にしています。

Adjust Contrast(コントラスト調整)

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 コントラスト調整です。分かりやすくするため、パラメータをデフォルトより強目にしています。

Adjust Saturation(彩度調整)

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 彩度調整です。分かりやすくするため、パラメータをデフォルトより強目にしています。

Distort Color(歪んだ色?)

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 なかなか強烈な加工です。個人的にはベスト(面白さ的に)。

Black Patches(黒パッチ)

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 分かりづらいですが、海苔みたいな黒い四角がランダムに写真を覆っています。

 恐らく、Data EragingやCutoutと呼ばれるData Augmentation手法と思います。以下のQiita記事が分かりやすかったです。

 論文は以下です。こちらは、まあいずれ読むかも…

[1708.04896] Random Erasing Data Augmentation

[1708.04552] Improved Regularization of Convolutional Neural Networks with Cutout

まとめ

 データの水増しに関して、実際に試しながら理解を深めてみました。調べると、色々なテクニックがあって中々奥深い世界ですね。GANの自動生成で水増しするテクニックもあるみたいですけど、そこまでやると、凄い遠回りしている感がありますね。

 簡単な画像処理の確認をしただけですが、実際に手を動かして可視化すると、理解が深まりますし、生TensorFlowの基礎練(?)みたいになるので良いですね。自分的には色々発見ありました。

 ディープラーニングでの画像認識や、GANでの自動生成に関して、有料noteでチュートリアルを公開しているので、もし興味あればご参考まで。

参考リンク

用意した画像は一枚だけ!?物体検出で将棋駒の認識 - Qiita

PCA Color Augmentationを使ってみよう - Qiita

models/preprocessor.py at master · tensorflow/models · GitHub

TensorFlowを使った画像の水増しレシピまとめ

How to Configure Image Data Augmentation in Keras

NumPyでの画像のData Augmentationまとめ - kumilog.net

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「TOKYO FLIP-FLOP」さんの「ワンボタンキーボード」がデモに最適

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「ワンボタンキーボード」を購入して組み立ててみた

 今年の5月に参加した趣味TECH祭(詳細は、下記参照下さい)で行われたワンボタンキーボードワークショップ

 「ワンボタンキーボード」という素敵なアイテムの製作が行えるワークショップです。残念ながら、私は当日都合が合わず参加できませんでしたが、材料だけは購入することができました。家で組み立てようと思ったものの、いつものように積んでいたのですが、ある日意を決して(気まぐれで)組み立ててみました。

 購入から組み立て方法、ソフトウェアの書き込みに関しては、公式サイトが詳しく丁寧ですので、興味ある方は以下サイト参照下さい

 早速組み立てていきます。

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 ワンボタンキーボードの材料

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 組み立ては、公式サイトのマニュアルを見たら楽々をスマホに表示させながら組み立てたら楽々でした

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 10分くらいで完成。キートップは「Japanese Raspberry Pi Users Group」のメンバー様に「お前もキーボード沼に落としてやる!」と恐ろしい呪いと共にいただいた、ラズパイキートップです。

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 横から見た図

 プログラムの書き込みは、公式サイトの説明が丁寧なので、初心者でも大丈夫です。Arduinoとかのマイコンボードを使ったことある人は余裕と思います。

「ワンボタンキーボード」をデモ用に使って見た

 Jetson Nanoで作ったプログラムのデモの操作用に使って見ました。ボタンを押すとディープラーニングで物体検出した物体にモザイクがかかります。

 ラズパイのキートップでJetson Nanoを操作するという鬼畜(?)プレイです。

まとめ

 「ワンボタンキーボード」を作って使って見たという記事でした。最初は「ジョーク的なガジェットかな」くらいに思っていたのですが、サイズ的にも使い勝手的にもこれかなり良いです。特に、ラズパイ等の小型機器のデモに最適そうです。

 応用例としては、市販のソフト等の自分が操作系をいじれないソフトのデモ操作に使うのは良いかもしれません。キーは一つですが、プログラムで押すたびにキーの割り当てを変えてやれば、キーを押すたびに違う動作をさせることも可能です。

 そのように考えると、シンプルなだけにかなり応用範囲の広い奥深いガジェットだなと思いました。今の所、一番秀逸だなと感じた使い方は、草を生やす「草専用ボタン」でしょうか(笑)

 そんな「ワンボタンキーボード」を開発した「TOKYO FLIP-FLOP」さん主催のイベント「趣味TECH祭(夏)」に8/3・4の2日間出展予定です。イベントの詳細は以下参照下さい。

 偶然にもあのMaker Faire Tokyoと同日・同場所で開催です。無料のイベントですので、是非お気軽に参加下さい。

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ラズパイでもJetson NanoでもOK!デモや持ち運びに便利な10.1インチ小型HDMIモニター

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10.1インチの小型HDMIモニターを買いました

 最近、出張先で作業したりデモなどをする機会が増えてきたので、前から欲しかった小型のHDMIディスプレイを購入しました。

 本当に普通の小型モニターで、普通に良かったので、簡単に紹介します。

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 箱はこんな感じ

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 中身。一通り最低限のケーブルは付属しています

10.1インチモニタ組み立て

 組み立てというほどのことでもないのですが、一つだけ部品を分解してから組み直す作業があります。マニュアルもあるのですが、かすれて見づらいので簡単に紹介します。

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 この部品を分解して組み直す必要があります

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 分解した図

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 ネジで台座を下から取り付けます。絶対上から取り付けちゃダメです

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 間違えた図です。はい、やってしまいました

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 あとは、他の部品を組み付ければ台座の出来上がりです

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 モニタを取り付けた図

10.1インチ小型HDMIモニター使用

 モニターを使ってみました。Jetson Nanoと接続。全く問題ないです。

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 良い感じ

 ラズパイでも勿論問題ありません。

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 全く問題なし

HDMIモニターから音を出す

 スピーカーもついているので、普通に音が出ます。Jetson Nanoだと、アナログ音声出力が無いので、HDMI経由で手軽に音を出せるのは嬉しいですね。

 特に何もしなくても、以下のコマンドをうてば普通に音が出ました。

$ aplay /usr/share/sounds/alsa/Rear_Center.wav

 もしダメな場合は、以下でサウンドの設定を調べてHDMIの出力を確認しましょう。

$ aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 1: tegrahda [tegra-hda], device 3: HDMI 0[HDMI 0]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0
card 2: tegrasndt210ref [tegra-snd-t210ref-mobile-rt565x], device 0: ADMAIF1 CIF ADMAIF1-0 []
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0

 上記の例だとcard 1, device 3なので、以下のようにハードウェアを指定すれば音が出せます。

$ aplay -D plughw:1,3 /usr/share/sounds/alsa/Rear_Center.wav

 Raspberry Piの場合は、たくさん例があります。例えば以下記事の通り実行すれば問題ないと思います。

Raspberry Piで音を出すまで - Qiita

まとめ

 前から欲しかった小型HDMIモニターを買ったという記事でした。綺麗に映りますし、文字もちゃんと見えるのでちょっとした作業をするくらいは全く問題ないです。

 持ち運び専用くらいのつもりで買ったのですが、思ったより良い感じなので、普通に机の上に常備することになりそうです。

 あと、家で使っているモニター、HDMI入力が無くてHDMI->DVI変換のケーブルを使っていたのですが、たまに相性が悪くてうまく映らない時があったりしたので、HDMI端子がちゃんとあるディスプレイがようやく手に入って嬉しいです。音が出るのも良いですね。

 ちょっとお高いですが、ある程度しっかりした作りの小型モニターとしては中々良いのではないかなと思っています。

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趣味TECH祭2019(夏)に「変デジ開発室」として出展します

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趣味TECH祭2019(夏)

 8/3(土)8/4(日)に東京ビッグサイトで行われる、趣味TECH祭2019(夏)に「変デジ開発室」として出展します。イベント詳細は以下公式サイト情報を参照下さい。

 変デジ開発室としての出展は「Ogaki Mini Maker Faire 2018」以来になります。

 「Skeleton Sequencer」というJetson Nanoとディープラーニングを使って自分の体を楽器にするシステムを展示する予定です。詳細は、以下の趣味TECHオンラインさんに寄稿した記事をご覧ください。

 なんと、あの謎の半導体メーカーも注目しているという噂です!

 ソフトの方は、趣味TECH祭に向けて、複数人数対応等のいくつかの機能追加のバージョンアップをする予定です。その他、もう一個くらいネタ用意するか迷い中です(多分やらないかな、スペース的に)。

 今回は1人での参加となります。8/3(土)は、なるべく会場にいる予定ですが、8/4(日)は偶然にも同時開催のMaker Faire Tokyo 2019の方も見学したいと思っていますので、不在の時間が増えるかもしれません。もし、私にお会いしたい方は8/3(土)にお越しいただけると幸いです。8/4(日)の場合は、1日ビッグサイト周辺にはいますので、Twitter等で気軽に呼んで下さい。

趣味TECH祭2019(夏)注目展示

 どの展示もとても面白そうなのですが、個人的に気になっているのは以下でしょうか。

  • 主催のTOKYO FLIP-FLOPさんのユニークな商品
  • たまさ@Neulse さんのハイレベルなモノづくり
  • necobit(ねこびっと)さんのMIDIメカニカルシステム
  • チームタナゴ/サイバーおかんさんの昭和サイバーパンクスタイル
  • hack_tnr さんのパリピな般若面

 あと、カレーは本当に意味が分からない(笑)

趣味TECH祭2019(夏)に出展する理由

 面白そうだったからです!

 正直東京は遠いので、Maker Faire Tokyo含め出展する気は無かったのですが、今年の趣味TECH祭(京都)で、主催のTOKYO FLIP-FLOPさんにお会いして、その熱いパッション(?)に一気に意気投合してしまい、完全に勢いで出展を決めました。

 Maker Faire Tokyoに関しても、どうしても大規模化しイベントの回数も増えてきて、出展者の割合が大きい企業関連や、常連・超上級者が増えてしまっている感があるので、Maker Faire Tokyoで受け止めきれない人を受け入れる受け皿になるイベントがあるのは、活性化・多様化のためにも非常に良いことだと思います(もちろんMaker Faire Tokyoは個人のモノづくり文化を広げる、素晴らしいイベントで批判する気は全くありません、念のため)。

 そもそも、私がマイナーなもの、カウンターカルチャー的なものが好きなので、趣味TECH祭を応援したいなと思っています(スポンサーにもなっています)。最初は、正直怪しげなイベントだと思っていたのですが(笑)回数を重ねるごとに、凄い勢いで発展していると思います。

まとめ

 今週末は、東京ビッグサイトの「趣味TECH祭2019(夏)」にぜひ起こし下さい。余りまくっている「からあげステッカー」も、特別無料配布します!イベント自体無料ですので、Maker Faire Tokyoのついででも、こちら目当てでも良いので興味ある方は是非お越し下さい!

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Maker Faire Tokyo 2019 #MFTokyo2019 個人的見どころ出展事前チェック

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Maker Faire Tokyo 2019 に行く予定

 ここ数年、毎年恒例となっていますが、今年もモノづくりの祭典「Maker Faire Tokyo 2019」に8/3,8/4に参加予定です。

 ただ、今回は、同日に「開催の趣味TECH祭2019」の方に出展予定なので、8/4の午前中だけパパッと回ろうかなーと考えています。    いつものように、事前に個人的に見たいなと思っている展示をまとめておきますので、シェアいたします。当日まで随時追加予定です。

 公式の見どころ情報は以下ですので、初めての方は以下を参考に見て回るのが良いと思います。

 プログラムガイドは、以下で公開されました。一度目を通しておくと色々発見があるかもしれません。

展示個人的見どころメモ

農作業ドンキーカー(workpiles) I01-01

workpiles | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

 TensorFlowを使ったキュウリの仕分け機でおなじみ、きゅうり農家の小池さんの展示です。今回はキュウリの仕分けじゃないので、気づいてない方も多いのでは?精力的に新しいものを作っているのが素晴らしいですね。

 Jetson Nanoも使っているということで楽しみです!

家族のためのモノづくり(おぎモトキ) C03-05

おぎモトキ | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

 公式の見どころにも紹介されている ogimotoki (id:motokiinfinity8)さん。家族のためのモノづくりというコンセプトが素敵です。常に新作増えているので、是非見に行きたいと思います。

バレットタイム撮影システム2(O'Baka Projact) I03-05

O’Baka Projact | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

 いつか自分もやってみたかったバレットショット(マトリックスの弾避ける時のあれです)。これは是非みてみたいです。

ロボティック・ブライス(Robotic Alice) E03-04

Robotic Alice | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

 ブライス人形をロボットにしてる!?公式の画像にも使われていて注目度もたかそうです。クオリティ凄そうなので是非見に行きたいです。

こいつ…動くぞ。6chモバイルスピーカー Movic(週末ロボ部) E01-06

週末ロボ部 | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

 みたとき「マジか!?」と思いました。こういうのめっちゃ好きです(笑)

 動画もゆるくて最高です。生でみたいですね。

ラズパイIoT鉄道模型 I07-11 (ZioTreks)

 鉄道模型の運転席に乗っている気分が味わえる夢の展示。ドラえもんの道具にこういうのありましたよね。体験してみたいです。

その他気になる展示・ニュースメモ

 紹介しきれないもの、恒例の巡回先などのリンクを列挙します。時間とれたら紹介追記します。

デイリーポータルZ | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

R-MONO Lab | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

東京・日立・京都 Orchest-Lab「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」 | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

タニウラ トモフミ | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

IRU KIKAI | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

平野正太郎 | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

つくるラボ | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

Yukio Ishii | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

SORACOM | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

IoT縛りの勉強会!IoTLT | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

First Four Notes | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

fabcross(メイテック) | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

「Maker Faire Tokyo 2019」への出展決定! DIYの祭典で『Nintendo Labo』を体験しよう | トピックス | Nintendo

Maker Faire Tokyo 2019 イベント・ワークショップ

 Maker Faire Tokyo2019では、様々なイベントやワークショップも行われます。いつも出展みるだけで、ほとんど参加したことないですが、面白そうな催しがいつもたくさん開催されています。

 気になっているのは、購読している、はてなブログのすずすけさん(id:justsize)が登壇する以下のイベント(みたいけど時間的に厳しいかも…)。

Maker Faire Tokyoで登壇してきます - MESHとアーテックの方たちとパネルディスカッション! - パパ教員の戯れ言日記

 あと、 開催初期から何度も参加・出展しているOgaki Mini Maker Faireの生みの親の小林 茂先生が登壇する「Maker Faireを持続可能にするには?」というセッションです。こちらは、Maker Faire Tokyo2019の締めにふさわしい内容と期待しています。これを見てから帰宅予定です。

センターステージ | Maker Faire Tokyo 2019 | Make: Japan

まとめ

 Maker Faire Tokyo 2019の個人的な見どころをまとめました。前売り、チケットの販売は8/2(金)までとなっていますので、参加予定の方は忘れずにゲットしましょう。前売りだと500円くらい安くなりますので。

 詳細は以下参照下さい。基本的に、最寄りのコンビニのチケット発券システムで5分もあれば発券できます。

 あと、同日開催の趣味TECH祭2019(夏)の方に出展していますので、ついでにでも是非お越しください!

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変更履歴

  • 2019/07/31 情報追記

ディープラーニングで軽量のスタイル変換を手軽に楽しむ方法

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ディープラーニングでスタイル変換

 以下の記事に「17kBのスタイル変換のモデルの作り方」が書かれていたので、ちょっと試して見ました。

Creating a 17 KB style transfer model with layer pruning and quantization

 私は手抜き簡略化して、上記の記事のpruning(枝借り)やquantization(量子化)のテクニックは使っていないのですが、それでも556kBという1Mを切る軽量なスタイル変換モデルが簡単にできました。

 基本上記の記事の通りにやるだけなのですが、軽量モデルということなのでJetson Nanoでリアルタイムで変換できるソフトを作って動かして見ました。せっかくなので、動かし方を簡単に日本語で紹介します。

ディープラーニングで軽量のスタイル変換を行う方法

モデルの学習

 Google Colaboratoryのノートブックで、PCのブラウザ上で学習できます。学習済みのモデルも用意してあるので、とりあえず試したい人はここは飛ばしてもOKです。

 また、Google Colaboratory自体に関しては、以下記事参照下さい。

 以下のノートブックを上から順に実行していきます。

colab.research.google.com

 「Stylize an image!」のfiles.download('/content/fritz-models/style_transfer/data/my_style_025.h5')までを実行して、my_style_025.h5というモデルファイルをダウンロードできればOKです。

 それ以降は、さらなるモデル軽量化の処理なので、今回は実施しません(興味ある人は実施してみて下さい)。

 途中のimage_url = 'https://farm3.staticflickr.com/2907/14746369554_b783ba8d13_o_d.png' #@param {type:"string"}という箇所の画像を、好きな画像に入れ替えることで、自分の好きなスタイルへ変換するモデルを学習可能です。

Jetson Nanoの環境構築

 Jetson Nanoは、以下記事を参考にTensorFlowと単体のKeras、keras-contribをインストールして下さい。

 既にJetson Nanoを使っていて、とにかく最短で環境作りたいという方は、何も考えず以下のコマンドを順に実行してみて下さい。

$ git clone https://github.com/karaage0703/jetson-nano-tools
$ cd jetson-nano-tools
$ ./install-tensorflow.sh
$ sudo apt install libatlas-base-dev gfortran
$ pip3 install -U cython
$ pip3 install keras
$ pip3 install git+https://www.github.com/keras-team/keras-contrib.git

スタイル変換を実施

 以下のリポジトリをforkしてJetson Nano用でリアルタイムに変換できるスクリプトを用意しました。

 Jetson Nano上で以下実行すればダウンロード可能です。

$ git clone https://github.com/karaage0703/fritz-models
$ cd fritz-models
$ git checkout jetson_nano
$ cd style_transfer

 以下実行すれば、本記事の最初にあるようにリアルタイムの変換ができます。

$ python3 stylize_movie.py --model-checkpoint='example/umbrella_style.h5'-d='jetson_nano_raspi_cam'

 自分の好きなスタイルに変換したい場合は、先ほど、学習したモデルをexampleディレクトリの下に置いて、上記コマンドの'example/umbrella_style.h5'をモデル名に合わせて修正して下さい。

Macで動かす方法

 おまけ(というか自分へのメモ)です。Macでも簡単に動かせます。

 以下記事を参考に、TensorFlow、Kerasをセットアップしておきます。

 あとは、以下でkeras-contribをインストールします。

$ pip install git+https://www.github.com/keras-team/keras-contrib.git

 以下実行して、セットアップ

$ git clone https://github.com/karaage0703/fritz-models
$ cd fritz-models
$ git checkout jetson_nano
$ cd style_transfer

 以下を実行するとMacでも同様にリアルタイム変換できます。

$ python stylize_movie.py --model-checkpoint='example/umbrella_style.h5'

まとめ

 Jetson Nano(とついでにMac)で、ディープラーニングを使ったリアルタイムのスタイル変換をしてみました。

 スタイル変換自体は、3年ほど前にPC上でChainer上でやったことがあります。

 このときは、訳が分からないまま、大変な思いをして時間をかけて静止画を変換していた記憶があるのですが、今だとサクッと20分程度で軽量なモデルをJetson NanoのようなAIエッジデバイスでリアルタイムで動かせるようになったので、技術の進歩は素晴らしいですね。自分も少しくらい進歩していたら嬉しいのですが。

 多分、頑張ればスマホとかRaspberry Piとかでも動かせると思います。興味ある方は是非。そしてできたら教えて下さい(笑)

 こちらは、趣味TECH祭におまけとして展示しようかなーと考えていたのですが、スペース的にもインパクト的にもイマイチなので、多分出さないと思います。お蔵入りも勿体無いので、Webで供養いたしました(笑)一応持ってはいくつもりですので、興味ある方は直接声かけて下さい。

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岐阜県大垣市 ファブコア・カフェ#35で「AIエッジデバイス入門 記録するカメラから思考するカメラへ」というタイトルでプレゼンします

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ファブコア・カフェで講演します

 8/3,4の趣味TECH祭・Maker Faire Tokyo2019の興奮も冷めやらぬままという感じですが、早速次のイベントがありますので、告知させていただきます。

 有限会社トリガーデバイス社長の@sato99さんにお誘いをいただき、ファブコア・カフェで以下要領で講演をさせていただきます。無料の勉強会的なイベントです。

【日 時】 2019年8月9日(金) 18:30-19:30 (会場は20:00まで)
【場 所】 ものづくり空間“Fab-core”(岐阜県大垣市)
【主 催】 Fab-core
【参加費】 無料
【予 約】 不要

 詳細は以下ページを参照下さい。

 ソフトピアジャパン広報でも宣伝いただいています。食べ物の名前の謎の人なのに恐縮です(笑)

 日程的にちょっと厳しかったのですが、ファブコア・カフェもトリガーデバイスも、いつもOgaki Mini Maker Faire等でお世話になっているIAMASが母体ということなので、自分で少しでも力になれるならということで喜んで引き受けさせていただきました。

「AIエッジデバイス入門 記録するカメラから思考するカメラへ」

 プレゼンのタイトルは「AIエッジデバイス入門 記録するカメラから思考するカメラへ」という、ちょっと仰々しいタイトルにしてみました。名前負けしてます(笑)

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 プレゼン表紙

 内容は、大体完成していますので後は頑張って当日までプレゼン練習する感じです。内容としては以下のような感じです。

  • AIって何?ディープラーニングって何?
  • ディープラーニングが得意なこと
  • おすすめAIエッジデバイス
  • AIエッジデバイスで画像認識
  • AI人材をどうやって手に入れる?

 来る人のレベルもまちまちということなので迷ったのですが、今回はどちらかというと初学者向けとしました。AIエッジデバイスとしては、今回はJetson Nanoを中心にお話しする予定です。AI人材に関しては、ディープラーニングおじさんの話を話せる範囲でしようかなと考えています。

まとめ

 ファブコア・カフェ#35での講演の告知をしました。大垣で平日の夜開催ということで、どういう人がどれだけ集まるか不安なところはあるのですが、ここだけの話なども多めに盛り込んでいこうと思いますので、もしよろしければ是非お越し下さい!

 資料に関しては、許可いただければ(多分大丈夫)後日公開を予定しています。

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Maker Faire Tokyo 2019・趣味TECH祭2019(夏)レポート

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趣味TECH祭2019(夏)出展・Maker Faire Tokyo 2019参加しました

 趣味TECH祭2019(夏)に出展して、ついでにMaker Faire Tokyo 2019も色々見て回りました。私の出展内容は以下になります。

 今回は、一先ずレポートとして見て回った展示の紹介します。Instagramに投稿したものを貼り付けただけの手抜きです(でも、思ったより大変だったので、2度とやらないかも)。

 また、最後に目についたレポートをいくつかリンク貼っておきます。

Maker Faire Tokyo 2019レポート

趣味TECH祭2019(夏)

レポートへのリンク

公式・運営

Make: Japan | Maker Faire Tokyo 2019 Day 1フォトレポート

Make: Japan | Maker Faire Tokyo 2019レポート #1|自宅のリビングで作った「粒子加速器」に度肝を抜かれる

趣味TECH祭2019(夏)まとめ - Togetter

企業・Webメディア

Maker Faire Tokyo2019初日フォトレポート – スイッチサイエンス マガジン

【藤本健のDigital Audio Laboratory】自作できるデジタルシンセ、多機能なテルミン!? Maker Faireで見た音モノ-AV Watch

自由な発想のモノがあふれている「Maker Faire Tokyo 2019」に行ってきた! | デジモノステーション

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個人

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Maker Fair Tokyo 2019に行ってきました。 - プログラミング素人のはてなブログ

Maker Faire Tokyo 2019 今年も親子で行ってきました - ちょっと未来

まとめ

 趣味TECH祭2019(夏)に出展したついでに、Maker Faire Tokyo 2019を色々みてまわりました。「荷物置き場にしてもらって良いから」という甘い言葉(?)に誘われて出展を決めた趣味TECH祭2019(夏)ですが、気づいたら結構力が入ってきて主催者の思惑通り(?)出展ついでにMaker Faire Tokyo2019を見て回る感じになりました。

 全体としては、Jetson Nanoでディープラーニングを活用した展示が多かった印象です。自分もJetson Nanoでディープラーニングな展示でしたし。ひいき目はあるかもしれませんが、それだけAIエッジデバイスとしては、使いやすいマイコンボードという証拠なのかなと思ったりしました。また、展示はどれも面白く、いつも通りですが時間が全然足りませんでした。

 自分の展示に関しては、他の方々の素晴らしい作品をみるにつれ、もっと工夫すれば良かったとか、コンセプトやデザインが全然だなと反省することしきりですが、会いたかった人にたくさん会えたり、うれしい意見や今後に向けたフィードバックももらえたので、とても有意義なものとなりました。

 あと、Maker Faire Tokyo 2019最後を締めくくる「Maker Faireを持続可能するには?」というセッションでは、議論中に不思議と熱いものが込み上げて来ました。自分自身、まさか東京までメイカーイベントに一人で出展しにいくようになるとは数年前までは夢にも思っていませんでしたから、不思議なものです。

 いつまで続けられるかは、私自身正直わかりませんが、イベント自体がある日突然無くなるということも現実にあり得るので、後悔ないよう駆け抜けると共に、少しでもコミュニティーに貢献することができたら良いなと思っています。

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趣味TECH祭2019(夏)に「変デジ開発室」として出展しました

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趣味TECH祭2019(夏)に出展しました

 出展報告、書いたと思ったら書いてませんでしたので、簡単に書きます。

 8/3,4と無事出展してきました。当日は、とてもたくさんの人に来ていただき(2日間で1000人近く?)大盛況でした。本当にありがとうございました!

 私のために来てくださった方も多くいて、とてもありがたかったです!手伝いや差し入れもいただき、本当に感謝です!

「Skeleton Sequencer」の展示

 展示したのは、以下「Skeleton Sequencer」です。

 たくさんの人が同時に楽しめるように、人に応じて色や音色を変える機能の追加と、リアルタイムで骨格検出しているモードと切り替えられる機能を追加しました。

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 以下は動いている動画です。

 操作は、ワンボタンキーボードで、押すたびに音色切り替え、長押しでモード切り替えをするようにしました。ワンボタンキーボードに関しては、以下記事参照ください(ソフトも公開しています)。

展示に関する反応・感想

 凄い反応ある人と、あんまり興味ない人に大きく分かれたように感じました。何をやっているか理解してくれた人は、結構楽しんでくれていたようでした。一部の人には凄い刺さったようで、良かったです。

 あと、外観写真が少しだけ出ていただけの、中判フィルムカメラをデジカメに改造した「ZANGI BRONICA」にかなり反応があって驚きました。東京ということで、荷物の関係で持っていけなかったのが残念でした。

 今回は、ほとんどハードウェア的に買い物だったので、次は何かしらハードウェア要素も入れていきたいなと思いました。あと、やっぱ動きものや光り物は入れたりですね。派手で楽しいので。

まとめ

 趣味TECH祭2019(夏)での出展報告でした。2日間あっという間でした。最初は2日目はデモだけ動かしてMaker Faire Tokyoを見学するつもりだったのですが、思った以上の人が来てくださっていたことと、反応も良かったので、当初の予定を変更して、ほとんど出展対応をしていました。

 人も途切れること無く、今回はあっという間の2日間でした。今回、結構ノリで出展を決めてしまったのですが、やっぱり締め切りがあると開発進みますね。ということで、年末あたりにまた何かイベントに出展してみたいかなーとか考えています。

 参加してくださったみなさん、運営の皆様本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました!

 趣味TECH祭2019(夏)とMaker Faire Tokyo 2019のレポートに関しては、以下にまとめていますので、興味ある方は合わせてご覧下さい。

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ファブコア・カフェ#35で「AIエッジデバイス入門 記録するカメラから思考するカメラへ」というタイトルで発表しました

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ファブコア・カフェで講演しました

 ファブコア・カフェでお話しさせていただきました。イベントの詳細は、以下記事参照下さい。

 発表資料は、公開してもOKとのことでしたので、SlideShareにて公開しました。

 講演は、岐阜の大垣で平日の夜に開催ということで、どれだけの人が来るのか正直不安だったのですが、会場のファブコアさんが一杯になるくらいの人に参加いただけました。私の告知をみてきてくださった方もいたようで、非常に嬉しかったです。

発表関連情報

 Jetson Nano関係の情報まとめ

 有料noteで公開しているチュートリアル

 みんな大好きディープラーニングおじさん

 デモでおみせしたディープラーニングを使った楽器

 優良なチュートリアル

オススメの本

 勉強するのにオススメの初心者向けの本が知りたいという話があったので3冊ほど紹介します。手を動かして、分かりやすい結果が欲しい場合は「図解速習DEEP LEARNING」が良いです。ジックリ理論面を身に付けたい場合は「ゼロから作るDeep Learning」や「ディープラーニングの数学」が良いです。

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

最短コースでわかる ディープラーニングの数学

最短コースでわかる ディープラーニングの数学

図解速習DEEP LEARNING

図解速習DEEP LEARNING

まとめ

 ファブコア・カフェでプレゼンさせていただきました。参加者の皆さん、凄い前向きで、発表後の質疑応答や議論が凄い盛り上がりビックリしました。自分自身も、質問に回答したり、議論を通じて話をするうちに、より理解が深まった気がしました。あの場で一番学んでいたのは、ひょっとしたら私だったかもしれません(笑)

 資料はネットでも見れますが、こういった議論での学びはイベント参加ならではのメリットですね。議論内容に関しても書きたいのですが、私の中でもまだキチンと整理できてないものも多いので、またいずれ機会があれば。

 あとは、ディープラーニングおじさんの話題はやはり反応大きかったですね。当日の質問で、参加者の1/3くらいの人がディープラーニングおじさん知っていてビックリしました!

 今回スケジュール的に厳しかったので、発表を少し迷っていたのですが、思い切ってチャレンジして良かったです。やっぱり多少は無理しないとダメですね(笑)

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M5StickVで超お手軽エッジAI画像認識

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超お手軽エッジAIデバイス「M5StickV」

 ファブコア・カフェでお話しした「AIエッジデバイス入門」(詳細は以下記事参照下さい)。

 主に、Jetson Nanoについてお話ししたのですが、小ネタとして使えないかなと、最近私のTL周りで話題の「M5StickV」も買っていました。初めて触ったのがプレゼン当日ということもあり、プレゼン自体には直接活かすことは無かったのですが(プレゼン後の質疑応答で少し話題に出しました)、なかなか予想外に面白いデバイスでした。

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 外観

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 ケースに描いてあるこの可愛い図が回路図(!?)らしい。まあソフト開発にはたしかにこれで良いですね

 このサイズで、カメラの写真をリアルタイムでAI(ディープラーニング)で画像認識することができます。

 また、M5StickVは、マイクロSDカードを使うことで、色々可能性が広がるのですが、かなり相性が厳しいです。SDカードに関しては、@ksasaoさんが、確認済みSDカードのリストを作成しているので、参考にしてみると良いと思います(公式情報ではないので、うまく動かなくても怒らないようにして下さい)。

M5StickV動作確認済み microSD - Google スプレッドシート

M5StickVセットアップ

 私はMacだったのでIAMASの小林先生 @kotobuki の以下記事が非常に参考になりました。

 ちょっと自分の好みで変えた部分もあるので、一応メモがわりに上記記事との差分を中心に自分の手順をメモしておきます。

ファームウェアのダウンロードと書き込み

 公式の手順は以下です。

 Downloadからファームウェアを、Flashから書き込みツールをダウンロードします。私のときは「m5stickV_Firmware_0630Fixed.kfpkg」と「kflash_gui_v1.2.5_macOS.dmg」でした。

 書き込みツールの設定は以下の通りです。

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 以下のように書き込みが進んで完了したらOKです。 f:id:karaage:20190809115113p:plain:w640

 書き込み完了すると同時に「チーン」と音が鳴って、M5StickVが起動して勝手に画像認識を開始し始めます。初期状態だと、顔認識をしてくれます。

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 フリー素材のロンスタさんを認識中!

シリアルログイン

 シリアルでログインできます。公式の「MaixPy IDE」というツールもありますが、ラズパイ等と同じ要領でターミナルからログインできます(ラズパイのケースは、この記事の末尾の関連記事を参照下さい)。今回は「CoolTerm」というターミナルソフトを使いました。

 「CoolTerm」は以下からインストールできます。

Roger Meier's Freeware

 パッケージ管理ソフトのHomebrew Caskが使えるなら、ターミナルで以下コマンド1発でインストールできます。

$ brew cask install coolterm

 Homebrewに関しては、以下記事参照下さい。

 「CoolTerm」のOptionsの設定は以下の通りです。

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 以下の通りログインできます。

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 この状態で顔認識すると、M5StickVのログなどが見れます。

M5StickV応用例

 まだあまり情報出てこないのですが、すぐ試せる面白そうな応用例を紹介します。

物体判別の音声付きデモ(Brownie)

 @ksasaoさんのBrownieというソフトで、カメラを使って物体検出したものを音声で教えてくれるデモができます。使い方は、以下のサイトを参考にして下さい。基本的には、SDカードにファイルをコピーして、M5StickVに挿入して起動するだけです。

 認識する際は、ボタンを長め(1,2秒)に押さないといけないので注意して下さい。

 以下動かしてみた様子です。

 以前PCで似たようなデモを作って動かしたことがあるのですが、これだけのサイズでディープラーニングを使った同じようなデモが出来てしまうのは驚異的ですね。

Deep Janken on M5StickV

 自分で好きな画像を認識させるときに学習させる方法は、IAMASの小林先生 @kotobuki が公開しているGoogle ColaboratoryのNotebookが非常に参考になります。

 せっかくなので、私は上記のNotebookを参考に、過去にGoogleのAIカメラ「Vision Kit」で作った「Deep Janken」というジャンケンの手の形を認識するソフトをM5StickVで再現してみました。ジャンケンの手の形を認識する学習モデルを作るNotebookは以下になります。

 Google Chromeで上記のリンク先にアクセスして、クリックをしていくだけで教師データのダウンロードから、学習モデルの生成、モデルのダウンロードまでができます。

 Google Colaboratory自体に関しての使い方は活用方法は、以下記事を参照下さい。

 生成した学習モデルでテストしたところ、以下のように手の形をグー、チョキ、パーで認識できます。

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 ノートブックでは、Confusion Matrixを確認できます。

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 これで、パー(pa)は、問題ないものの、グーとチョキをちゃんと区別できていないことがわかります。

 その他、Grad-Camという技術を用いて、AI(ニューラルネットワーク)が、認識の際に画像のどの部分に注目しているかを可視化してくれます。例えば、以下の画像の例では、チョキを認識している場合は、どこにも注目していないことが多いことが分かります。つまり、チョキを認識しているわけでなく、グーでもパーでもないからチョキと判断しているだけ(チョキの学習が不足している)かもしれないということが予想できたりします。面白いですね。

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 以下は動画です。ノートブックの可視化結果通り、チョキの認識率が悪いです。興味ある方は、ぜひ認識率向上にチャレンジしてみて下さい!

公式の学習済みモデル(MaixHub)

 以下サイトで様々な学習モデルがダウンロードできるようです(まだ試せてないです)。手軽に試せる学習モデルのプラットフォームが、ハードウェアとリンクした形であるのは面白いですね。

まとめ

 M5StickVで画像認識を試してみました。このサイズでディープラーニングで画像認識できるというのは、結構インパクトあって面白いですね。あと、電源入れるとすぐ音が出てデモが動く点も良いですね。M5シリーズのこの辺りのユーザーフレンドリーなサービス精神は結構好きです。

 正直オモチャ感はありますが、このオモチャ感も逆に良いかなと感じたりしています(笑)Raspberry Piも最初はずっとオモチャと言われていましたが、今や教育の枠を飛び越え色々なところに使われていますしね。

 ただ、今は単独でネットに繋がらないですし、できることは基本的に画像の物体判別と物体検出のみと限られています。Jetson Nanoのように、ネットで公開されているソフトをそのまま動かしたりはできません。なので中々使い所は難しそうですが、この記事で紹介した偉大な先人の知見のおかげで、自分の好きな画像を手軽に学習させることができますので、うまくハマれば従来のセンサーを置き換えるような面白い使い方ができる可能性は十分ありそうです。

 M5StickVがネットに接続できるようになれば、超手軽なAIカメラIoTデバイスとしての可能性も広がりそうでわくわくしますね。

参考リンク

 参考にしたサイトや、これからやりたいこと関係のリンクです。

M5StickV - () ◉ - ◉)<さいとてつや

はじめてのM5stickVレビュー——購入してから転送までのセットアップ

Wi-FiがないM5StickVを、M5StickCと繋ぎLINEに投稿してみるまでの手順 - Qiita

M5StickVのファームウェアビルド手順 | ラズパイ好きの日記

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「破天荒フェニックス」読んでオンデーズ行ったら思わずメガネ2本作ってしまいました

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オンデーズ(OWNDAYS)が気になっていた理由

 ずっと気になっていたメガネ屋さん「オンデーズ(OWNDAYS)」に行ってきました。オンデーズが気になっていた理由は、以前読んだ「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」が面白かったからです。

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語  (NewsPicks Book)

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)

 この本、オンデーズの田中社長の話で、経営するオンデーズが何度もピンチに陥りながらも、破天荒な行動力で不死鳥のように蘇ってくる様を描いた話です。田中社長に振り回される No.2 奥野さんもいい味を出していて良いです。ビジネス的な面もありますが、波乱万丈の展開でエンターテイメントとして面白く、読むとオンデーズを応援したくなる本でした。

 というわけで、ちょうどメガネが欲しかったのと、タイミングよく家の近くのイオンにオンデーズが出店したこともあり、戦略にはまりノコノコとオンデーズに行ってしまいました。

オンデーズでメガネを2本買うまで

 オンデーズで私がメガネを買うまでの様子を、時系列で写真と一緒に紹介していきたいと思います。

f:id:karaage:20190721144652j:plain:w640 オンデーズ外観、シックな感じで良いですね

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 ディスプレイされたメガネ。撮影OKでSNS意識しているのが今時ですね

 レンズ追加料金0円は、今時は当たり前なのかもしれませんが、本を読んでいる人にとっては、ちょっとグッとくると思います(多分)。

f:id:karaage:20190721145317j:plain:w640 AIR FITというシリーズは、めちゃめちゃフレーム軽くてビックリしました

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 2本目で2000円オフということで、思わず2本目も欲しくなる

メガネを2本買ってしまいました

 メガネ、気に入ったものがあったので結局その場で2本買ってしまいました。価格は…忘れてしまいました(笑)結構安かったです。

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 購入したメガネ、上のがAIR FITで凄い軽いです

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 付属のケース、結構しっかりしてます。

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 招待券がついてきて、思わず誰かに薦めたくなります

まとめ

 オンデーズ行って久しぶりにメガネを購入したという話でした。気に入ったメガネがあって大満足でした。

 正直なところは、メガネ屋さんって最近はどこも安くてクオリティーが高いお店が多いので、商品自体オンデーズのものが段違いで良いかというと、多分そんなことはないのかなと思っています。

 例えば、結構昔の記事ではありますがOKP (id:OKP) さんのブログのJINZとZoffを比較した以下の記事。

 凄く分かりやすい記事ですが、結論としては自分にとってはどっちでも良いかなという感じで、この記事でJINZかZoffのどちらかを熱烈に気に入るということは無いと思います。

 一方、「破天荒フェニックス」という本で、オンデーズのストーリーを共有していると、つい自分もその物語を応援したくなってしまうのですよね。多分、この「破天荒フェニックス」という本は、本自体で儲けるつもりは全くなくて、オンデーズというブランドを強化するための田中社長の広告戦略の一環なのだろうなと思っています。

 あらゆるものがコモディティー化する今の時代は、こうやってブランドのファンを作るということが重要な戦略なのでしょうね。もちろん、本の内容もメガネも、高いクオリティーのコンテンツがあっての話だとは思います。破天荒フェニックスが面白くなければ話題にもならないですし、良いメガネがなければ、すぐファンは離れてしまうでしょうからね。

 そいういう意味で、私は田中社長の戦略に完全にハマってしまったわけです。最近テレビ(カンブリア宮殿)にも出演しているようで、ますますオンデーズの快進撃は続いていくのかもしれませんね。

 「最近気に入ったメガネが無い」という人には「破天荒フェニックス」と「オンデーズ」オススメです。

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語  (NewsPicks Book)

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)

参考リンク

 最近たまたま見かけた、オリエンタルラジオの中田さんとの対談動画のリンクです。ネットの動画で田中社長は最近よくみかけますが、本の破天荒なイメージと異なり、恐ろしいほどクレバーですね。やはりただ者ではないです。

 その他、数年前になりますが、ホリエモンと田中社長の対談的動画もYouTubeで見た記憶があります。

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