Ogaki Mini Maker Faire 2016のレポートです。今年は初の出展側だったのですが、手伝いに来てもらったこともあって2日間で多少見て回ることができました。パッと目に入る目立つものや有名どころは色々なところで紹介されていると思うので、今回は、比較的じっくり見たり作者さんとお話しできたブースを中心に紹介しようと思います。
R-MONO Lab(ラズパイ・シンセ、リコーダー・パイプオルガン他)
Image may be NSFW. Clik here to view. ラズパイ・シンセ、音がやばい!!
Image may be NSFW. Clik here to view. キーボードと連動して、波紋が広がります
Image may be NSFW. Clik here to view. 有名な(?)リコーダー・パイプオルガン。RYDEENの演奏素敵でした!
Image may be NSFW. Clik here to view. PVに使えちゃうくらいめちゃめちゃカッコよい!
DenkitribeさんのProcessingのスケッチの使い方
ワクワクするようなスケッチ。どういう仕組みなのか気になりますよね?なんとkeijiroさんはこれらのスケッチをUnlicense (You can use it for whatever you want.)、つまりほぼフリーのゆるいライセンスで公開されています。アニメGIFもCreativeCommonで公開されているので、keijiroさんの著作であることを示せば自由に公開や改変が可能とのことで、Processingの教材にピッタリですね。
Image may be NSFW. Clik here to view. Raspberry Piマークが表示
Image may be NSFW. Clik here to view. 見慣れたPIXEL画面がMacに表示される
Image may be NSFW. Clik here to view. MacでRaspbian Jessie with PIXEL起動した!!
Image may be NSFW. Clik here to view. 普通にWiFiも使えて、ネットサーフィンできました。ブログの表示はところどころ変。ベータ版だから?
まとめ
PC/Macに対応したRaspbian Jessie with PIXELを早速Macで起動してみました。今のところはベータ版ですが、普通に高速なRaspberry Piを使う感覚で使用できるのでなかなか良さそうです。Ubuntu使えばよいじゃんという話もあるのですが、RaspbianとUbuntuの違いで環境構築使い分けたりするのがめんどうくさかったりするので、どうしてもUbuntu使いたいということがなければ、今後の完成度次第では、Linuxの1ディストリビューションの選択肢として、Raspbian Jessie with PIXELを使うのもありかなと思いました。
実際、私のときは「PIXEL」での動作が直接の原因か分からないのですが、「PIXEL」起動後Mac OS Xの解像度がおかしくなりました。そのときは、「command (⌘)」「option」「P」「R」を同時押しして起動してNVRAMリセットすることで治すことができました。NVRAMリセットの詳細に関しては以下サイト参照下さい。
まずは、最初に何もライティングしないで撮影した様子です。
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うん、普通ですね。
普通にライティング
次に以下の写真のように、CanCamライトで照らして撮影しました。
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以下の写真のように、かなり強く影が出ていかにもライトをあてましたという写真になります。
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ティッシュをかけてデフューザにして撮影
次に、カメラ雑誌で読んだフラッシュに布をかけて、光を柔らかくするという、素人が真似したくなるライティングテクニックNo.1(と勝手に思っている)デフューザを試してみました。今回は、以下の写真のようにティッシュをCanCamライトに巻いてディフューザ代わりにしています。
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以下が、ティシュを1枚巻いたときの写真です
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以下が、ティッシュを2枚巻いたときの写真です
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ティッシュの枚数に応じて影が弱まり、自然な感じになっているのがわかります。
長時間露光+ライティング
次に、部屋を暗くした状態で長時間露光した状態で、CanCamライトで色々な方向から被写体(ダンボー)に光をあてるというテクニックを使ってみました。
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マニュアルで撮影したのですが、露出設定は色々試行錯誤しました。上記の写真は、F16 ISO 200 シャッタースピード10s程度で撮影しています。影が消えてくれることを期待していたのですが、光の当て方がまずかったのか、結構影が強く出てしまいました。
失敗した箇所を確認したところ、ケースの前面の蓋だけをつくり直せばなんとかなりそうなことが分かったので、蓋を作り直すことにしました。ただ、もういちど外注出すのはお金も高いし、もし次も失敗していたら後がありません。できればすぐ出力して確認したい!そう思っている私に強い味方!そう愛知県金山にあるファブスペースcre8 BASE KANAYAMAさんです。
既に何度かお世話になっています。レーザーカッタ使った記事は以下
cre8 BASE KANAYAMAさんの紹介記事は以下です。
cre8 BASE KANAYAMAさんには3Dプリンタがあるし、最近新調したばかり(2016年年末時点)という情報も得ていたので、早速おじゃまして使わさせていただきました。
cre8 BASE KAYANAMAでの3Dプリンタ使い方
以下、cre8 BASE KANAYAMAさんで3Dプリンタ使ったときのメモです。3D CADデータ(stl形式)は既に設計作成済みという前提です。3D CADデータの作り方に関しては、前回の以下記事を参照下さい。
ペンチで詰まったABS材を引っ張る
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ニュルニュルと出てくる
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ウニョーと詰まったABS材が出てきたら詰まり解消
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気を取り直して、続きを実施。
次に Model を選択
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先ほど作った3Dプリント情報(zcode形式)を選択
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使用する材料の量と時間の目安が表示されます
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これで問題なければ、プリント開始。
以下のように3Dプリントされていきます
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徐々に出来ていく様子
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後は基本的に待っているだけです。ときどき止まっていないかチェックするようにしましょう。
コーヒーブレイク
待っている間はコーヒーなど楽しむのが良いと思います。cre8 BASE KANAYAMさんではコーヒーに関しても一式貸しだしてくれるので、ミルで挽くところからコーヒーのクリエイト楽しめますw 豆は持ち込んでも良いですし、スタッフさんから分けていただくこともできます。もしお店の豆を使うなら、お店のコーヒー基金に寄付するようにしましょう!
ミルでコーヒーを挽く
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お湯をそそぐ、cre8流の入れ方教えてもらったのですが、すっかり忘れてしまいました
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こんな風に蒸らすのがcre8流だったかしら?(適当)
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完成!美味しい!
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完成と出来上がり確認
4時間半ほど待ったら完成しました
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プレートを外します
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ヘラで3Dプリントしたものを地道に剥がします
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この状態で重さを図ります。料金の精算のために必要になります
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あとは、サポート材を手で剥がしていきます。気持ち良く剥がれてくれます
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こんな感じにサポート材剥がしたら完了
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良い感じにケースはまってくれました!
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デジカメ起動した図
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まとめ
FABスペースの3Dプリンタを使用してオリジナルケース(の蓋)を作成してみました。気になる料金ですが、cre8 BASE KANAYAMAさんのVISITOR料金が2000円、3Dプリンタの使用料金がVISITOR料金20円/gなので1160円で合計3160円でした。ちなみに会員になると3Dプリンタの使用料金は半額になります。今回は蓋だけでしたが、恐らく全部出力してもDMM.makeさんの価格の半額程度ではできるのじゃないかなと思います。また、3Dプリンタは簡単になったとはいえ、今回もあったようにノズル詰まりなどの問題はわりと頻繁に起こるようなので、メンテナンスや問題時の対応をお店におまかせできるのは非常に安心で楽です。
Raspberry Pi 2でハイレゾオーディオサーバを構築してAirplayで音楽を楽しんでいます。作り方や詳細は下記記事参照下さい。
ただ、たまに音飛びすることなどあったので、Raspberry Pi 3に変えてみたいなと思っていたのですが、ディストリビューション(ソフトウェア群のパッケージ)であるVolumioがRaspberry Pi 3に対応していない状況でした。
そうこうしているうちに、VolumioがVolumio2にバージョンアップしていたので、Raspberry Pi 3でも動くんじゃないかと思いアップデートを兼ねてシステムを構築しなおしてみることにしました。結果から言うとVolumio2であれば、Raspberry Pi 2/3両方動いたので、好きな方を使ってオーディオサーバを構築することができます。
Image may be NSFW. Clik here to view. iPhoneでのAirplayは下から上にスワイプすると出てくるメニュの右下。正しく設定できていればAirplayのところでvolumioが選択できるようになっています。
まとめ
Volumio2、GUIがこなれていて良い感じです。音の違いまでは体感できませんでしたが、安定性も向上しているように感じましたし、Raspberry Pi 3でも動くのが嬉しいですね。Raspberry Piで作ったものの中で一番活躍しているのが実はこのオーディオサーバだったりするので、今後も愛用していきたいなと思います。ケースも専用のものを自作しようかなぁ。